SAフライト訓練所アップデートの気になる点 - GTA5

2014年8月21日 カテゴリ: ゲーム, アップデート, gta5

2014年8月19日に日本語版以外で実施されたアップデート「SAフライト訓練所アップデート」(パッチ 1.16)(The San Andreas Flight School Update)にて、特に気になった変更点がいくつかあります。(日本語版では翌日20日に実施)


ミッションの報酬システムの変更

今まではミッション毎に RP と $ が設定されていましたが、パッチ1.16からは『クリアに掛かった時間』で報酬が決まるようになりました。

『クリアに掛かった時間』で決まった基本的な報酬に対して、受注ランクによるプラス補正が掛かり(受注ランクが高いほど報酬が上がる)、次いで今まで通り『ミッションの難易度(Easy、Normal、Hard)』や『参加人数(+10%、+20%、+30%)』や『照準』の違いによる加算がされていきます。

どんなに難しいミッションであっても、早くクリアすると報酬は低く、逆に簡単なミッションでも時間を掛けてクリアすれば報酬が高くなります。

ミッション自体の難しさ(高度なテクニックが必要だったり手間が掛かったり等)は報酬には関係ありません。

例えば、ランク12で受注できる簡単なミッション「営業妨害」を10分(プレイ部分のみ)掛けてクリアすると、

10:00 → RP 3,000(約)、$ 15,000(約)

ランク75で受注できる難しいミッション「屋根上のゴタゴタ」を4分掛けてクリアしたとすると、

4:00 → RP 2,800、$ 11,250

・・・というような逆転現象が起きます。

これによって、古参プレイヤーは今までのような「稼ぎプレイ」が出来なくなり、新規プレイヤーはより稼ぎやすくなります。

新規プレイヤーに対する囲い込み策と捉えれば、結構納得のいく仕様変更なんですけど、雑な部分が目に付いてしまってそのまま受け取るのはけっこう抵抗感があります。

例えば、「有機作物」をプレイしてみると、(時間はプレイ部分のみ)

2:30 → RP 1,469、$ 4,880

4:00 → RP 2,229、$ 9,750

1時間あたりの効率を計算してみると、前者は1周4分掛かるため15回プレイでき、後者は5分30秒掛かり10.9回プレイできます。

すると、1時間あたりの報酬は、

2:30 → RP 22,035、$ 73,200

4:00 → RP 24,316、$ 106,363

となり、時間を掛けてクリアする後者の方が効率が良いという結果になってしまいます。

つまり、単発で見ると下手なプレイヤーほど得をして、上手なプレイヤーほど損をするという仕組みです。

また、この報酬の仕様変更によって、「稼ぎプレイ」や「稼ぎミッション」という考え方自体がほぼ無くなったとも言えます。

簡単なミッションで最も効率が良くなる時間まで放置してからクリアすれば良い、という状況です。

その最も高効率になるプレイ時間を計測してみたところ、

4分00秒でクリアする

と、最も効率が良くなります。

プレイ時間とは、ミッションが始まってからキャラクターが操作可能になった時から操作不可になるまでです。

ただし受注ランクによる補正が入っているので少しでも多くの報酬を得たい場合には、高い受注ランクでプレイ時間4分でクリア可能(1周約5分半になる)なミッションを選ぶ、というのが基本になります。

それプラス、敵を多く倒すなどの追加ポイント要素が多ければより稼げるというところです。

とはいえ、パッチ1.15までの稼ぎには遠く及びませんが…。


「ランク補正」といってもそんなに変わらないのですが、例えばいくつか4分プレイ(4分~5分59秒)時の報酬を見てみると、

「すべてゲームの中」(ランク10)/RP 2,103、$ 9,300。

「白粉ミックス」(ランク45)/RP 2,268、$ 10,350。

「屋根上のゴタゴタ」(ランク75)/RP 2,800、$ 11,250。

「雑談」(ランク81)/RP 2,761、$ 11,430。

といったような差になっています。(RPが逆転している所は倒した敵の数の違いによるものです)

ちなみに、プレイ時間4分の次に報酬が変化する時間はプレイ時間が6分を越えた時です。効率としては4分に次いで二番目になります。

4分でクリアしても5分59秒でクリアしても、報酬は同じです。概ね2分毎に報酬が変化していきます。

そして、15分で報酬の最大に達します。例えば、「雑談」を15分プレイして最大の報酬にした時は、

RP 5,132、$ 22,860

になります。

報酬の最大値 - グランドセフトオート5 (GRAND THEFT AUTO Ⅴ)

おそらくこれ以上は何分経過しても報酬は同じだと思います。試しに5時間掛けてクリアしてみましたが同じでした。


この報酬システムの変更は全ミッションで共通なため、ミッション毎による報酬の細かな設定が必要なくなったということと、予想外の最短クリア法が発見されても対処する必要がなくなったということで、制作側からすると物凄い効率化が図れたことでしょう。

しかしながら、プレイヤー側からすると、難しいミッションをいかにスマートに攻略するか、それによって効率よく報酬を得るか、というゲームの基本的な面白みが無くなってしまったのは非常に残念なことです。

報酬がデカイ!、、、、けど難しい!!、、、、いかにスマートに報酬ゲットするか?、、、、という『解く』ところが面白かったので、様々な攻略法を作ってたんですけどね・・・。

解けば解くほど報酬が下がるってなんなの・・・orz


予備のパラシュートを1個持てる

アーミュネーションで予備のパラシュートを1個買い置きすることが出来るようになりました。

これはナイスな変更点です。

パラシュートを使うと「うわー、もう後が無い!!」状態になってしまってヒヤヒヤすることもあるので、予備を持てるのは非常にありがたいことです。

本命のパラシュートと予備のパラシュートの2個を持っておきましょう。

パラシュートバッグ - グランドセフトオート5 (GRAND THEFT AUTO Ⅴ)

また、それぞれに違ったデザインを適用できます。バッグのデザインは共通で一つ設定するようになっています。

新しく追加された国旗は見栄えが面白いです。


一部の敵の命中精度が上がった?

これは「気のせい」と言われればそれまでなんですが、例えば『切望の入り江』では、入り江を下っていく途中の中盤あたりにいる敵の命中精度がかなり上がっている気がするのですが……。

そのせいで、以前に公開した攻略法の安定感がガタ落ちなんです。



この距離なら殆ど当たらない、ということを踏まえての攻略法なのに、それがスパンスパン当てられてしまって死んでしまうので・・・気のせいでしょうかね(気のせいであってください…)。


ロケット武装の機体に「非ホーミング」が搭載

バザードにあるような誘導機能を備えたホーミングミサイルに、誘導しないで手動で狙った場所に一直線に飛んでいく「非ホーミング」モードのミサイルが搭載されました。

これで周囲にいる敵たちにロックオンせずに、狙いたい場所にミサイルを撃ち込むことが出来るようになりました。




GTA 5のBMXスタント「フロントフリップ」


北米版
Grand Theft Auto V (輸入版:北米)
日本版(CEROレーティング「Z」)
グランド・セフト・オートV 【CEROレーティング「Z」】