目を引いたスプラトゥーン

2014年6月15日 カテゴリ: ゲーム, 雑談

先日の2014年E3で発表された任天堂のゲーム「スプラトゥーン [Splatoon]」が結構目を引いた。デモを見ていて受けた印象はというと、、、、



4対4のチーム戦で沢山塗った方が勝つという陣取りゲームとのことで、友人や家族で突発的に遊ぶことになった際に活きてくる単純明快なゲーム、すぐに盛り上がれるいわゆる『接待ゲー』として落ち着きそうな雰囲気(オフでは遊べないのかな?っていうか、オンで8人集めるのって結構ハードル高いのでは?)。

それなら『イカ』であっても「あら、イカちゃん。なにこれ可愛いーw」でその場がちょっと和んで終わるから良い。

長く遊ぶ、やり込む、そういったゲームではなさそう。

多少なりともビデオゲームに慣れた人が遊んでやり応えを感じるゲームになることを想定すると、まず「イカ」であることがどのように「楽しさ」を作り出しているのかいまいち伝わってきませんでした。

それなら、塗った面積に応じて変身できる動物が変化して能力も変わる、の方が楽しそう。そうすると、自分の好きな能力を維持&調節するために塗る量とタイミングを考えることが必要になってきて「ただ塗ればいいってもんじゃないんだよ」ということになって、相手の能力を変化、強制解除させるなんていうその辺の攻防も面白そう。強力な攻撃能力を手に入れたとしても、撃つイコール塗るになるから、そこで使用回数制限にもなるし。

あとは、例えば塗る面積が増えるほど移動速度が落ちたり飛距離が短くなるといったような塗ることに対するデメリットの発生を取り入れて、プレイヤーがいかに少なく塗って勝つかを考えるようになる、という要素があったら面白そう。塗った所ではなくて、塗って囲んだところが陣地として計算される仕様なら障害物に隠れるようにこっそり塗り繋いでおいて「え?そこ繋がってたのかよ!」とか状況になり囲碁のような戦略性が入ってきても面白いかも。

塗る道具は何種類かあって塗り方いろいろで楽しそう。しかし、任天堂公式ツイッターに書かれているように「戦略性の高いTPSゲーム」には見えませんでした。

長く遊ぶとなると頭を使ったりテクニックという要素が必須になってきますが、それは接待ゲーとは相反するものだから、このスプラトゥーンが完成した時にどっちに転んでいるのか興味深い。

開発者の野上氏(P)、天野氏(D)、坂口氏(D)、御三方のインタビュー動画を見ていて、駄ゲーになるか良ゲーになるか分からない雰囲気でしたが、面白いものが出来るといいですね。
WiiU持ってないから遊べませんけどね…(´・ω・`)





スペランカーの身長は4メートル


PlayStation Vita Wi-Fiモデル ブラック (PCH-2000ZA11)
ニンテンドー3DS ライトブルー


さて、既にツイッターで「スプラトゥーン」と検索すると沢山出てくるのでこの話題にも触れておきます。

下の動画は『カラーウォーズ [Color Wars]』というゲームの映像です。実際に製品版まではいかずにお蔵入りしたゲームのようです。



物作りとは「いかに上手くパクるか」ということなわけですが、『スプラトゥーン』は「パクリ方が下手だった」例としてこの先ずっと語り継がれそう。

任天堂のことなので法的な問題はないのでしょうけど、こういうのは企業イメージを損ねてしまいそうです。

パクリ、パクリ、パクリといえば記録的セールスを誇っているGTA5もパクリの結晶みたいなもので、部分部分で見ると「あの映画まんまじゃん!!」というシーンも。

ただこの『スプラトゥーン』は、ちょっと、、、、ぱっと見そっくりっていうのがマズイです。部分的にそっくりならこんなに話題にならずに「オマージュ」とか「リスペクト」で済んでいたはずです。

ただこれを知ってから、御三方のインタビュー映像を見直してみると、このインタビューってもう少し前があってそこで触れてるのでは?編集でカットされて「にこやかに盗作自慢…(っ゚Д゚;)っ」な最悪な映像になってしまっている、、、、なんとなくそんな感じがしないでもない。

だとすると「これはイカでいこう」、「まずゲームがあって、それに合わせてキャラを~」、「性能を拡張していく過程で~」などの話の流れ、場の雰囲気がしっくりいきます。(ふわふわはっきりしない雰囲気に納得いきました)

地面での移動はローラーブレードにしましょう!これだけでパクリには見えないと思います。

最後に、任天堂公式ツイッターにあった「全く新しいスタイル」という文言、もうこういう言い回しは逆効果な気がします。一定の集団の中で一定の時期に希少性を持たせることが出来れば、それが人目を引く要因になるわけで、何にも似ている要素がない作品なんてゲームに限らずないと思います。