ラスト・オブ・アスとグランド・セフト・オート5のグラフィクスの比較

2014年2月4日 カテゴリ: ゲーム, グラフィクス, ラストオブアス, gta5

ラスト・オブ・アスとグランドセフトオート5のグラフィクスはどちらも非常に綺麗で見応えがあります。ラスアスで十分感心していましたが、グラセフでは更に上をいく驚きがあってなんかもう笑いがでてしまうほど。

特に気になったところをそれぞれ比べてみていきます。

上がラスアス、下がグラセフ5の画像です。

※ラスアスは直撮り、グラセフはゲーム内の撮影機能による画像ですが、この記事での比較には支障のない程度になっています。

壁や地面の表現

グラフィクスの比較 - The Last of Us - ラスト・オブ・アス

グラフィクスの比較 - グランドセフトオート5 (GRAND THEFT AUTO Ⅴ)

ラストオブアスでは、レンガ、コンクリート、アスファルトなどなど、壁や地面のどこをとっても「反射」が目立ってテカテカしているため、質感がビニールシートのようになっています。

うっすらと周囲の物体が映り込んでしまうほどテカっています。

一方グランドセフトオート5では、ラスアスのような「反射」はなく、砂や石といったようなザラザラした質感がよく表現されています。コンクリートの壁などがビニールシートのように見えてしまうことはありません。

草木の表現

グラフィクスの比較 - The Last of Us - ラスト・オブ・アス

グラフィクスの比較 - グランドセフトオート5 (GRAND THEFT AUTO Ⅴ)

ラストオブアスでは、主に一枝ごとに平らなオブジェクトにテクスチャを貼り付け、それをいくつも重ね合わせることで一つの木なり茂みなりを表現していますが、遠くから見ると立体的な草木に見えますが、近寄ってみるとその平面さがはっきりとわかってしまいます。

草木の揺れ方はあまり自然には見えないようなグニャ~ングニャ~ンとした動きをしています。

ラスアスの草木の作りについては、近くで角度によって非常にガッカリします。これは残念なところ。

グランドセフトオート5では、ラスアスと同じ作り方ではありますが、近寄って見ても一枝ごとのオブジェクトの平面さが目立たないようになっています。非常に上手い作り方をしています。

また、草木の揺れも自然です。

水の表現

グラフィクスの比較 - The Last of Us - ラスト・オブ・アス

グラフィクスの比較 - グランドセフトオート5 (GRAND THEFT AUTO Ⅴ)

ラストオブアスでは、水面は普通に綺麗といったところで、水しぶきはボテボテっとした感じでやや不自然さが目立ちます。

不自然さがあるとはいっても綺麗なグラフィクスだなーと感心できるほどですが、グランドセフトオート5が凄すぎた。

グラセフ5の水の表現は圧巻。一番感心した部分です。反射の仕方、波打つ感じ、どれもレンズを通して見た時と同等のリアルさがあります。また、水中に入って浮いた状態でいる時の波の動きは、本当に海でプカプカ浮いている時のような感覚を覚えます。

これは凄いです本当に。いまだにプレイする度に「水すごぃ・・・」って思うほどです。


こうやって一つずつ見ると全てにおいてラスアスが負けているように見えますが・・・技術的に負けていますが、引きで見るとどちらも非常に綺麗な映像になっています。

全体の映像の作りとしては、勝ち負けではなくタイプが違います。

ラスアスは絵画でグラセフは写真、といったところです。

どちらも十分凄い作品です。

PS3でここまで出来るんですね。凄い。

北米版
Grand Theft Auto V (輸入版:北米)
日本版(CEROレーティング「Z」)
The Last of Us (ラスト・オブ・アス)


グラセフ5のような地味な手作業による作り込みは、本来なら日本の企業でやってもらいたかったところです。日本人の得意とするところのはずなのに・・・。